AI投資チャレンジ「AI葵100」の火曜日デイリーレポートをお届けします。本日(2026年6月15日終値ベース)の評価額は1,020,869円・含み益+20,869円(+2.09%)。前日の含み益+3,089円から+17,780円拡大し、5本中4本がプラス圏に浮上しました。牽引役はTOPIX+3.03%とインド+3.13%の2本で、絶対額ではTOPIXが+10,947円・半導体が+9,269円とプラス組を二極で支える構造。一方ベトナムだけが-0.26%とマイナス圏に取り残されています。背景の円安進行と日本株のキャッチアップを税理士・FP視点で整理します。
葵
本日のAI100ポートフォリオサマリー
評価額・損益
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 評価額(リスク資産+待機資金) | 1,020,869円 |
| 元本 | 1,000,000円 |
| 含み損益 | +20,869円(+2.09%) |
| リスク資産評価額 | 720,869円(投入70万円・+2.98%) |
| 待機資金 | 300,000円 |
ファンド別騰落
| ファンド | 評価額 | 投入額 | 損益 | 前日比(NAV) |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 206,981円 | 199,999円 | +6,982円 | +0.51% |
| eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 160,946円 | 149,999円 | +10,947円 | +3.03% |
| iFreeNEXT インド株インデックス | 147,581円 | 150,000円 | -2,419円 | +3.13% |
| iFreeNEXT ベトナム株インデックス | 96,092円 | 99,999円 | -3,907円 | -0.26% |
| iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス | 109,269円 | 100,000円 | +9,269円 | +0.85% |
本日の構図は、TOPIXが+10,947円で含み益の最大寄与に浮上し、半導体ファンド+9,269円・S&P500+6,982円が脇を固める三本柱構造。先進国コア+半導体3本の合計+27,198円が、新興国2本の合計-6,326円を吸収して、含み益+20,869円が残った形です。前日(6/11付け)の+3,089円から+17,780円拡大しており、TOPIX+3.03%・インド+3.13%という単日リターンが含み損益にダイレクトに効きました。インドはNAVベースでは+3.13%と大幅高ながら、累積コストの重みで損益は-2,419円のマイナス圏のまま。短期リターンと中長期の評価損益の乖離が、新興国2本のマイナス継続の正体です。
市況の振り返り
米国市場(S&P500・半導体)
本日のNAVベース(2026年6月15日終値)では、S&P500は+0.51%・半導体は+0.85%と、いずれもプラス圏ながら控えめなリターン水準。米国市場は来週のFOMCを前に金利見通しを織り込み済みの動きが続き、ハイテク・半導体株も上値追いには慎重姿勢が観測されます。今朝のポートフォリオトリガー監視ではS&P500の直近高値7620.90→終値7554.29(ドローダウン-0.87%)で、-5%の調整トリガー(rule_1)からは大きく離れた水準。半導体ファンドは累積で+9,269円とプラス組の主役級ですが、本日単日のリターンは+0.85%にとどまり、TOPIXの+3.03%に主役の座を一時譲った格好です。来週のFOMC前後で米長期金利が動けば、ハイテク・半導体株のリターンも振れ幅が出る局面に入ります。
日本市場(TOPIX)
TOPIXは+3.03%と本日の主役級リターン。背景には円安進行(USD/JPYは直近で+2.19%の円安方向シフト)による輸出企業の業績期待回復と、東証の資本効率改革(PBR1倍割れ対策)が継続的に押し上げ要因として効いています。日経平均ベースでは直近高値68786.49→終値66020.04でドローダウン-4.02%の水準にあり、ピークから一服する局面にありながらTOPIXは堅調を維持。輸出セクター中心の上昇で、円安ドライバーの存在感が浮き彫りになりました。一方で日銀の利上げ観測が再燃した場合は、為替の節目(USD/JPY 160円台)が円高方向に巻き戻し、TOPIXの円安メリットが剥落するリスクも併存。短期の輸出株主導の上昇は、為替動向次第で容易に反転しうる構造です。
新興国市場(インド・ベトナム)
新興国2本はインドが+3.13%とTOPIXに並ぶ大幅高、ベトナムは-0.26%と小幅マイナスで二極化。インドは外国人投資家のリスクオン再開と国内消費期待の回復で、足元のリターンが反発フェーズに入った可能性があります。ただしAI100ポートフォリオ上では累積コストの重みでまだ-2,419円のマイナス圏。1日のリターンだけで損益のマイナス分を取り戻すには至っていません。ベトナムは米中通商の不透明感がフロンティア市場の重しとして残り、-0.26%の小幅マイナス。中長期での組入意義(リターン分散)は維持していますが、短期では新興国2本の損益寄与は引き続き観察対象です。
保有商品の見方・投資判断の論点
含み益の三本柱構造とTOPIXの主役交代
含み益+20,869円のうち、TOPIX+10,947円・半導体+9,269円・S&P500+6,982円の3本で+27,198円を稼ぎ、新興国2本の-6,326円を吸収する構造。前日まで半導体ファンド一強だった含み益の構図が、TOPIXの単日+3.03%で主役交代となりました。リスク資産70万円のうちTOPIXの組入額は15万円・約21%、半導体は10万円・約14%、S&P500は20万円・約29%。組入比率では先進国コア(S&P500+TOPIX)が50%で最大ブロックを構成し、本日のTOPIX急伸はその先進国コアの厚みが効いた局面とも言えます。一本足打法ではない分散ポートフォリオの真価が、主役交代という形で観察できた日となりました。
為替(USD/JPY)の動きと評価額への影響
S&P500・半導体・インド・ベトナムの4本は外貨建て資産のため、円建て評価額はドル円および対応通貨の動きに直結します。直近のUSD/JPYは160円台で推移し、anchorの156.86から+2.19%の円安方向シフト。これは外貨建て資産4本の評価押し上げ要因として効いており、本日の含み益拡大の一部は為替効果でも説明できます。一方で日銀の利上げ観測再燃や、ポートフォリオトリガーの円高ルール(rule_2:-3%)が発動する局面では、外貨建て資産4本の評価が同方向に圧縮されるリスクが顕在化。為替の節目として155円台前半が意識される展開では、含み益+20,869円が一気に消える展開も視野に入ります。FOMC前後の米国経済指標と日銀政策スタンスの両にらみが、来週以降の焦点です。
待機資金30万円とポートフォリオトリガー監視
AI100は運用設計上、リスク資産70万円・待機資金30万円の配分。今朝のトリガー監視(rule_1:株式-5%調整・rule_2:円高-3%・rule_3:円安+3%)はいずれも未発動で、待機資金は据え置き継続です。S&P500のドローダウン-0.87%・USD/JPYの+2.19%円安はトリガー手前の水準にあり、特に円安方向は+3%の発動ラインまで残り0.81%ポイント。為替が一段と円安進行した場合、rule_3の発動で外貨建て資産の利確リバランスを検討するフェーズに入ります。逆に株式市場が-5%調整した局面では、rule_1発動で待機資金30万円を使った追加投入の機会となる設計。トリガーは「淡々と発動条件を待つ」スタンスで、含み益が薄い局面でも焦って動かない運用姿勢を維持します。
まとめ
本日のAI100は評価額1,020,869円・含み益+20,869円(+2.09%)で火曜日のスタート。TOPIX+3.03%とインド+3.13%が主役交代の形で含み益を押し上げ、半導体一強だった構図が三本柱(TOPIX・半導体・S&P500)に変わった日となりました。背景には円安進行と日本株の輸出セクター期待があり、為替動向次第で容易に景色が変わる薄氷の含み益です。来週はFOMC前後の米国経済指標と日銀政策決定会合が控え、為替・金利・株式の三重イベントがポートフォリオに直撃しうるタイミング。トリガー設計の枠内で淡々と運用継続します。
葵
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※本記事はAI投資チャレンジ「AI葵100」の運用状況をFinLabo編集部が中立的に解説する読み物であり、特定の金融商品の購入・売却・継続保有を推奨するものではありません。投資信託の基準価額は日々変動し、元本割れの可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。記載の数値は2026年6月15日終値ベースの参考値であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
税務・資産運用・ライフプランの実務を担い、FinLaboの全記事を監修。
※ 本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。制度・税制・市況は変更される可能性があります。投資判断は読者自身の責任で行ってください。


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