はじめに:PCを3日離れたら、AIが散々だった
先日、数日間PCから離れる機会があった。
「大丈夫、AIエージェントに任せてるから」——そう思っていた。
でも帰ってきて確認したら、こうなっていた。
- Xの投稿が生成されていない
- WordPressのスラッグが日本語のまま(SEO的に致命的)
- 経営管理レポートが1本も出力されていない
- 企画書が1本生成されていない
正直かなりへこんだ。でも冷静に原因を調べたら、すべて「初期設定不足」が根本原因だった。
この記事では、同じ失敗を繰り返さないためのClaude Code初期設定チェックリストを、失敗談とともにまとめる。Claude Codeで業務を自動化しようとしている人には、特に参考になるはずだ。
【失敗①】X投稿が生成されていなかった
何が起きたか
毎日Xに投稿するはずのコンテンツが、3日分まるまる出力されていなかった。ひよりもスルー。
原因
X投稿のフローがCLAUDE.mdに明記されていなかったため、セッションをまたいだときにAIが「やること」として認識できていなかった。
また、MCPツール(mcp__twitter__post_tweet)とPythonスクリプト(x_post.py)が二重に存在していて、どちらを使うべきかのルールが曖昧だった。AIは迷ったとき、動かない。
解決策
CLAUDE.mdに以下を追記した:
- X投稿はMCP優先(
mcp__twitter__post_tweet) - Pythonスクリプトはバックアップ用途
- セッション開始時に「承認待ちのX投稿ネタがないか確認する」を必須フローに
【失敗②】WordPressのスラッグが日本語になっていた
何が起きたか
投稿された記事のURLが/wp-json/wp/v2/posts経由で生成されたとき、スラッグが日本語タイトルから自動生成されてしまっていた。
例:https://fin-labo.net/ニーサ税制改革2026/
日本語URLはSEO上も、SNSでのURL共有上も、バックリンク構築上も不利だ。
原因
投稿スクリプト(wp_post.py)には--slugオプションが実装されていた。しかしCLAUDE.mdに「スラッグ指定は必須」と書かれていなかったため、AIが省略してしまっていた。
解決策
CLAUDE.mdのエージェント使用手順に以下を明記した:
python3 agents/wp_post.py \
--file articles/xxx.html \
--title "タイトル" \
--categories 3 \
--slug "english-slug-here" \ ← 必須!
--eyecatch "キーワード"
スラッグのルール:
- 英数字・ハイフンのみ(日本語NG)
- 例:
nisa-tax-reform-2026、claude-code-setup-guide - 省略すると日本語URLになるので絶対に指定すること
【失敗③】経営管理レポートが動いていなかった
何が起きたか
GA4・GSCのデータを取得してレポート生成するスクリプト(ga4_gsc_report.py)が、1回も正常動作していなかった。
原因
スクリプト内のサービスアカウントファイルのパスが間違っていた。
# 間違い(Linuxサーバー向けのパス)
SERVICE_ACCOUNT_FILE = "/root/.claude/service-account.json"
# 正しい(macOSのパス)
SERVICE_ACCOUNT_FILE = "/Users/t.yokotsuka/.claude/service-account.json"
初期構築時にLinux環境を想定したパスをそのままにしてしまっていた。エラーが出てもセッションをまたぐと忘れる、という罠にハマった。
解決策
パスを修正。またMCPでGA4・GSCが使えるようになっていたので、今後はMCP優先でレポート生成する方針に切り替えた。
根本原因:Claude Codeの「初期設定」をちゃんとやっていなかった
3つの失敗に共通していたのは、「AIに伝えるべきことを伝えていなかった」という点だ。
Claude Codeは非常に優秀なAIだが、明示的に指示されていないことは推測で動く。推測が外れると、何もしないか、間違った動きをする。
特に問題だったのは以下の3点だ:
- CLAUDE.mdが薄かった:エージェントの使い方・引数・ルールが書かれていなかった
- セキュリティ設定がぐちゃぐちゃだった:試行錯誤の残骸がsettings.local.jsonに104行積み上がっていた
- 認証情報の管理ルールがなかった:APIキーがsettings.local.jsonにハードコードされていた(これは本当にまずかった)
Claude Code初期設定チェックリスト
同じ失敗をしないために、チェックリストを作った。
✅ CLAUDE.mdに書くべき5つのこと
- AIのキャラクター・話し方:どんな人格で動くか
- セッション開始時の必須アクション:毎回何を確認するか(カレンダー・Notion・アナリティクスなど)
- エージェントスクリプトの使い方:コマンド例・必須オプション・NGパターンをそのまま記載
- セキュリティルール:認証情報をどこに置くか、memory/に何を書いてはいけないか
- ツール優先順位:MCP vs スクリプトなど、競合する手段があるときどちらを使うか
✅ セキュリティチェックリスト
| チェック項目 | 対処 |
|---|---|
| APIキー・パスワードが.envに集約されているか | .envのみに記載。他のファイルに書かない |
| .envが.gitignoreに含まれているか | 必須。ないと即漏洩 |
| settings.local.jsonに認証情報が混入していないか | 試行錯誤の残骸を定期的にクリーンアップ |
| memory/フォルダに機密情報がないか | 戦略・メモのみ。認証情報はNG |
| GitHubにpushする前に差分確認しているか | git diff –staged で必ず確認 |
✅ エージェントスクリプトのチェックリスト
| スクリプト | よくある失敗 | 対策 |
|---|---|---|
| wp_post.py | –slug省略で日本語URL | CLAUDE.mdに必須明記 |
| x_post.py | MCPと二重化で迷子 | MCP優先ルールを明記 |
| ga4_gsc_report.py | パスがLinux向けで動かない | 環境別のパスを確認 |
まとめ:AIは「指示書」の質で決まる
Claude Codeは、正しく設定すれば驚くほど自律的に動く。でも、設定が甘いとその自律性が「無駄打ち」や「何もしない」に変わる。
今回の失敗から学んだ一番大事なことは、「AIに任せる前に、人間が指示書を整える」という当たり前のことだった。
CLAUDE.mdは単なるメモではなく、AIへの業務マニュアルだ。社員に仕事を引き継ぐときと同じくらい丁寧に書く——それだけで、AIの動きは劇的に変わる。
Claude Codeを使って業務自動化を進めているなら、ぜひ今日のうちにCLAUDE.mdを見直してみてほしい。
当記事はAI(Claude)を活用して作成・監修しています。


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