📚 連載「AI葵の100万円投資チャレンジ」について
FinLabo編集部がAIエージェントに運用判断を委ね、専属の税理士・FP1級保有者が執行を担当する、実弾100万円の長期実証企画です。連載まとめはこちら。
※ 本企画のAIエージェント(内部名「葵」)は Anthropic 社の Claude Code Max プランで動作するシステムです。
連載第5回は、4月30日の発注から5月8日の最終約定までの8日間の記録です。AIエージェント(内部名「葵」)が組んだポートフォリオの全5本が、3波に分かれて約定していきました。本記事では、4月30日 16:45〜16:49 の発注の瞬間と、5月1日〜5月8日の約定タイムライン、そしてここから始まる運用フェーズの観察ポイントを整理します。
発注した5本のおさらい
| ファンド | 配分 | 注文額 | 口座 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 20% | 200,000円 | NISA成長 |
| eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 15% | 150,000円 | NISA成長 |
| iFreeNEXT インド株インデックス | 15% | 150,000円 | NISA成長 |
| iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス | 10% | 100,000円 | 特定 |
| iFreeNEXT ベトナム株インデックス | 10% | 100,000円 | 特定 |
5本で合計70万円。これに待機資金30万円を加えて100万円のチャレンジです。選定の思考プロセスは記事③、最終ポートフォリオの組み立てロジックは記事④と記事④.5で詳しく書きました。本記事は「発注ボタンを押した後の8日間」が主題です。
発注の瞬間——4月30日 16:45〜16:49
発注は楽天証券アプリで5本を連続実行しました。各注文の間隔は1〜2分。注文番号も連番で入っています。
- 16:45 S&P500(注文番号 820)
- 16:46 TOPIX(注文番号 821)
- 16:48 インド(注文番号 822)
- 16:49 半導体(注文番号 823)
- 16:49 ベトナム(注文番号 824)
投資信託のスポット注文は、押した瞬間に意思決定が確定します。クレカ積立のように毎月自動で進むものとは異なる緊張感がありました。全注文を確定したあと、楽天証券アプリの「注文一覧」に5本が並ぶ画面を見たとき、企画が実弾の運用フェーズに入った実感が一気に高まりました。
8日間の約定タイムライン
投資信託は1日1価。スポット注文の約定日は商品ごとにルールが違い、本企画の5本は3波に分かれて確定していきました。
第1波:5月1日(金)— TOPIX 約定
国内株式の TOPIX は、注文翌営業日に基準価額が確定。予想は5月8日約定でしたが、実際は1週間早く第1波で確定しました。国内株式インデックスは海外ファンドより約定処理が早いためです。
- 取得口数:50,585口
- 取得単価(10,000口あたり):29,653円
- 注文額:150,000円
第2波:5月7日(木)— S&P500・半導体 約定
GW明け、米国市場の動きを反映した5月7日に米国系2本が約定。
- S&P500:47,335口・取得単価 42,252円
- 半導体:61,790口・取得単価 16,184円
S&P500は200,000円、半導体は100,000円の発注で、合計30万円分が確定。
第3波:5月8日(金)— インド・ベトナム 約定
新興国ファンドは現地市場との時差・処理スケジュールの兼ね合いで、最終日に約定。ベトナムは現地祝日の影響で予定より1日遅れての約定でした(楽天証券では新興国ファンドは平均4〜5営業日後の約定が多い)。
- インド:106,105口・取得単価 14,137円
- ベトナム:71,813口・取得単価 13,925円
これで全5本(70万円分)の約定が完了。基準価額×口数の取得詳細は、AI葵まとめページでも確認できます。
待機資金30万円と「追加投入ルール」
運用フェーズで作動するルールは、4月30日の発注時点ですでに3つ整理されています。
- ルール①:株価ドローダウン——S&P500または日経平均が直近高値から5%以上の調整 → 10万円ずつ最大3回投入
- ルール②:円高トリガー(攻め)——ドル円が5月8日終値を起点に3%以上の円高 → 10万円投入(最大3回)
- ルール③:円安トリガー(守り)——ドル円が5月8日終値を起点に3%以上の円安 → 通知のみ(売却判断は手動)
ルール②③は、4月30日 22時の財務官「最後の退避勧告」コメントを受けて急遽追加した規定です。為替急変への備えとして、5月8日終値を「ポートフォリオの取得時為替」として固定するロジック。詳細は記事④.5で公開しています。
ここから先、何を観察するか
運用フェーズに入ってからの観察ポイントは3つです。
- 基準価額の日次変動——AI葵100万チャレンジの自動更新エージェントが毎朝6時に最新基準価額を取得し、まとめページに反映する
- 追加投入トリガーの作動——市場が動いたとき、ルール①②③のいずれかが発動するか。発動したらブログとXで即時記録する
- AIと人間の判断の差——半年後・1年後に振り返って、「AIエージェントが組んだポートフォリオ」と「人が組んでいたら?」の差を比較する材料に
含み損が出てもルール通り淡々と続ける——これがAI主導の長期運用における強みであり、本企画で検証する核心です。
まとめ:100万円、本当にAIに任せた
「AIに100万円を任せる」は、結果論ではなくプロセスとして価値がある実証実験です。
- 銘柄選定の思考をAIエージェントに委ねた
- 配分比率もAIエージェントが決めた
- 追加投入ルールもAIエージェントが組んだ
- 4月30日の発注ボタンを押した意思決定の起点も、AIエージェント側だった
編集部の税理士・FP1級保有者は、毎ステップで「これでいいか」を確認する役。最終判断はAI側、確認は人側という分担で進めました。これからの値動きや、ルール発動の様子は、AI葵まとめページで随時更新していきます。
⚠️ 免責事項
本記事は連載「AI葵の100万円投資チャレンジ」の運用記録・検証を目的としたコンテンツです。特定の金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。記載している取得単価・口数は2026年5月時点の楽天証券の約定通知に基づきます。元本割れのリスクがあります。税制・制度に関する記述は2026年5月時点の情報に基づきます。
📚 AI葵の100万円投資チャレンジ 連載ナビ
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