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freee vs マネーフォワード vs 弥生|2026年フリーランス・個人事業主向け会計ソフトを税理士が実使用で比較

2026 5/12
税務・確定申告
2026年5月7日2026年5月12日
ひより

ひより

今日は会計ソフト選びの相談がすごく多いから、freee・マネーフォワード・弥生の3社をちゃんと整理しようと思って。
葵

葵

え、3社って結局どれもクラウド会計ですよね?そんなに違うんですか?
ひより

ひより

それがね、思想が結構違うの。同じ「会計ソフト」でも、誰のために設計されているかが3社で全然違う。だから「自分にどれが合うか」で選ばないと、後から後悔することがあるんだよ。

こんにちは、FinLaboのひより(税理士・FP1級・公認会計士)です。フリーランス・個人事業主の方から「freee・マネーフォワード・弥生、どれを使えばいい?」と聞かれる頻度がここ数ヶ月で一気に増えました。インボイス2割特例の終了が近づき、青色申告特別控除の電子帳簿保存要件も厳しくなる中、会計ソフトを「ちゃんと選ぶ」必要性が高まっているからです。

この記事では、税理士として顧問先で実際に3社すべてを操作し、AI連携の最前線も検証してきた立場から、フリーランス・個人事業主目線で本当に役立つ比較を整理します。スペック表を並べるだけの記事ではなく、「どんな人がどれを選ぶべきか」を明確にお伝えします。

目次

結論|タイプ別おすすめ会計ソフト3選

先に結論からお伝えします。長い検討に疲れた方は、ここだけ読めばOKです。

  • freee 会計:初めての確定申告で迷子になりたくない人へ。質問に答えていくとそのまま申告書が完成する設計が他社を圧倒しています。
  • マネーフォワード クラウド確定申告:口座・カード連携を最重視する人/将来法人化も視野に入れる人へ。連携できる金融機関数と仕訳ロジックの自由度が業界最高水準です。
  • やよいの青色申告 オンライン:とにかく価格を抑えたい人/経理の素地が少しある人へ。初年度無料・2年目以降も最安級で、会計知識のある人ほどコスパが効きます。

「結局3社の何がどう違うのか」を、次の章から具体的に見ていきます。

会計ソフトを比較する3つの軸

クラウド会計ソフトを選ぶときに見るべきは、以下の3つです。スペックの細かい差を追うよりも、この3軸で自分の優先順位を決めると後悔が少なくなります。

① UIのやさしさ(簿記知識をどこまで肩代わりしてくれるか)

同じ「経費入力」でも、freeeは「お金が出ていく取引」「お金が入ってきた取引」のように日常言葉で操作させる設計。マネーフォワードと弥生は、ベースに仕訳の概念が残っており、簿記の知識があると効率的に動かせる設計です。

「借方/貸方ってなに?」というレベルの方は、freeeの設計が圧倒的に楽です。一方で、簿記2〜3級程度の知識がある方や、過去に弥生の青色申告を使ったことがある方は、freeeの「お任せ感」が逆にもどかしく感じることもあります。

② サポート体制(詰まったときに助けてくれるか)

初めての確定申告で意外と差が出るのがサポートです。チャット・電話・メールの対応時間と、上位プランで使える「経理担当者の人がついてくれる」ような付加サポートの有無で実質的な使い勝手が変わります。

3社ともチャットサポートを備えていますが、電話サポートを上位プランで明示しているのは弥生。freeeも個人プロフェッショナルプランから電話相談が可能で、マネーフォワードはパーソナルプラスから電話・チャット優先窓口が使えます。「人に聞きたい派」の方は、契約プランを電話付きにできるかを必ず確認してください。

③ 価格(年額・継続コスト)

価格は2年目以降のランニングコストで見るのが鉄則です。初年度キャンペーンに釣られて契約すると、2年目から年額が一気に上がるパターンがあります。3社ともキャンペーン価格と通常価格の差が大きいため、「いま払う額」より「3年トータル」で比較してください。

freee/マネーフォワード/弥生 機能比較表

個人事業主・フリーランス向けプランを基準に整理します。料金は2026年5月時点の公式情報に基づきます(プラン変更がある可能性があるため、契約前に必ず公式サイトでも確認してください)。

項目 freee 会計 マネーフォワード クラウド確定申告 やよいの青色申告 オンライン
個人プラン名 スターター/スタンダード/プレミアム パーソナルミニ/パーソナル/パーソナルプラス セルフ/ベーシック/トータル
年額(最安・通常) 11,760円〜(スターター) 11,760円〜(パーソナルミニ) 初年度0円/2年目10,300円〜
UIの設計思想 日常言葉ベース・簿記知識ほぼ不要 仕訳ベース・自動仕訳ルールの自由度が高い 仕訳ベース・伝統的な経理画面に近い
銀行・カード連携 3,800以上(公式公表) 2,400以上・連携精度に定評 1,000以上
スマホアプリでの完結度 確定申告書の作成までスマホ完結可 主要操作は対応・複雑な仕訳はPC推奨 記帳中心・申告は基本PC
電子申告(e-Tax) 対応・スマホ申告も可 対応・マイナンバーカード連携あり 対応・「やよいの確定申告オンライン」と連動
サポート(電話) スタンダード以上で利用可 パーソナルプラス以上で優先窓口 ベーシック以上・専門スタッフ常駐
法人化したときの移行 freee人事労務/freee販売など同社製品で完結 MFクラウド会計(法人)にデータ移行可 弥生会計オンラインに移行(要再設計)
こんな人に向く 初めての確定申告/経理経験ゼロ/スマホ完結したい 連携最重視/法人化見据える/自由度重視 とにかく安く始めたい/経理経験あり/弥生デスクトップ経験者

表のとおり、3社は「同じ価格帯でも刺さる層が違う」のがポイント。次章で、それぞれの「こんな人にオススメ」をもう少し噛み砕いてお伝えします。

葵

葵

なるほど〜。freeeは「会計知らない人専用」でマネフォは「ちょっと知ってる人向け」って覚え方でいいですか?
ひより

ひより

ざっくりはそれで合ってる(笑)。もう少し正確に言うと、freeeは「経理を肩代わりするソフト」、マネフォは「経理の自動化を手伝うソフト」って感じかな。

タイプ別「こんな人にオススメ」

freee 会計が向く人

  • 今年が初めての青色申告/開業届を出したばかり
  • 簿記の知識はほぼゼロ・「借方/貸方」と聞いて拒否反応が出る
  • スマホで完結したい・PCをあまり開きたくない
  • 飲食・美容・小売など現金商売が多く、レシート撮影で経費を片付けたい

freeeの強みは「質問に答えていくと申告書が完成する」設計。簿記を意識せず取引の流れを自然言語で入力できるのは、3社の中で頭ひとつ抜けています。レシート撮影→AIによる勘定科目推定→自動仕訳の体験は、初年度の挫折率を大きく下げてくれます。

マネーフォワード クラウド確定申告が向く人

  • 銀行・クレジットカード・PayPayなどの連携範囲を最重視したい
  • 仕訳ロジックを自分で組みたい・自動仕訳ルールを細かく設定したい
  • 事業を伸ばして法人化する可能性がある
  • マネーフォワード ME(家計簿アプリ)を既に使っている

マネーフォワードは金融データ集約のプラットフォームとして歴史が長く、連携できる金融機関の取込精度に定評があります。法人化したときに「マネーフォワード クラウド会計」へデータ移行できるのも、将来を見据える方には大きなメリット。仕訳ロジックを自由にいじれるので、AI/自動化に手を入れたい技術寄りの方とも相性が良いです。

やよいの青色申告 オンラインが向く人

  • とにかく価格を抑えたい・最初は試しに使ってみたい
  • 過去に弥生のデスクトップ版(弥生会計/やよいの青色申告)を使った経験がある
  • 電話サポートを重視したい
  • 淡々と記帳→申告までを最短ルートで終わらせたい

弥生は初年度無料・2年目以降も最安級という価格メリットが圧倒的。経理の素地がある方にとっては、3社の中でも最もコスパよく必要十分な機能を揃えています。電話サポートが標準プランから使えるのも、相談しながら進めたい方には心強いポイントです。

2026年の新潮流|AI×会計ソフトの実装最前線

ここからは少しマニアックな話ですが、FinLaboとして触れざるを得ない論点です。2026年に入ってから、AI(特にClaude/GPT系)と会計ソフトの組み合わせが、税理士業界でも一気に実用フェーズに入っています。

API・MCP連携でAIに帳簿を見せる動き

マネーフォワードは公式のMCP(Model Context Protocol)サーバーを提供しており、Claude Codeなどから直接、仕訳・残高・取引明細を取得できます。FinLaboではこの仕組みを使って、月次の損益確認や試算表チェックを自動化しています。

freeeも公式APIが整備されており、AIエージェントを介して領収書OCR→仕訳起票→チェックまでを一貫して動かせます。弥生は「弥生AI」を発表し、自動仕訳の精度向上と申告書の自動チェックに注力中です。

結論:AI連携で選ぶならMF or freee

「会計ソフトを選ぶときにAI連携も視野に入れたい」という方は、現時点ではマネーフォワード or freeeを選んでおくと選択肢が広がります。弥生もAI機能を急速に強化していますが、外部AIから帳簿を読ませる用途では、APIの公開度合いでMF・freeeの方が先行している印象です。

ただし、ここはあくまで「2026年5月時点」の話。半年単位で勢力図が変わり得る領域なので、今すぐ会計ソフトを決める方は「現時点の使いやすさ」を最優先に判断してください。AI連携は後からでも乗り換えられます。

失敗しない契約の進め方

最後に、3社いずれを選ぶ場合でも共通の「失敗を避けるコツ」を3つお伝えします。

  1. 必ず無料体験から始める:3社とも30日〜2ヶ月の無料体験あり。1日触ってみて「画面の感触」が合うかを確かめてから契約する
  2. 2年目以降の年額をチェック:初年度キャンペーン価格と通常価格の差が大きい。3年トータルで比較する
  3. 契約前にプランの上下移動条件を確認:途中でプランを上げる・下げるときの制約(年度切り替え時のみ等)が各社で異なる

気になるソフトが見つかったら、まずは無料体験から始めるのが最短ルート。3社とも公式サイトから登録できます。

freee 会計を無料で試す マネーフォワード クラウド確定申告 やよいの青色申告 オンライン

※リンク先は各社の公式サイト(PR)

まとめ|「合うかどうか」は触ってみないと分からない

葵

葵

結局、私みたいな経理初心者はfreeeから入るのが正解ってことですね?
ひより

ひより

一つの解だけど、「葵が将来法人化したい」って言うならマネーフォワードを最初から選ぶ方が結果的に楽。あと「とにかく安く済ませたい」なら弥生。要は「自分の3年後をイメージして選ぶ」のが正解だね。
葵

葵

3年後ですか…!その視点はなかった。会計ソフトって「来年の確定申告のために選ぶ」って考えがちですよね。

3社いずれも一長一短があり、万人にとっての正解はありません。大切なのは「自分の事業の方向性」と「どこまで簿記を勉強するか」を決めて、そこから逆算して選ぶこと。無料体験はいずれも数十日〜2ヶ月使えるので、迷ったら気になる順に触ってみるのが結局いちばん早い判断方法です。

FinLaboではこの先、各ソフトの「実際の操作画面で見る使い勝手レビュー」も順次公開していきます。AI連携の最新動向についても継続的に発信予定なので、よければXやInstagramもフォローしてもらえると嬉しいです。

✅ 初めての確定申告・スマホ完結したい

→ freee 会計(質問形式で申告書まで完成・レシート撮影が楽)

freee 会計を無料で始める

✅ 連携重視・法人化視野・AI連携も視野

→ マネーフォワード クラウド確定申告(業界最高水準の連携精度)

マネーフォワードを無料で始める

✅ とにかく価格を抑えたい・経理経験あり

→ やよいの青色申告 オンライン(初年度無料・電話サポート標準)

やよいの青色申告を無料で始める

※リンク先は各社の公式サイト(PR)

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※本記事は2026年5月時点の各社公式情報・実際の操作経験に基づき執筆しています。料金・プラン内容は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。記載内容は一般的な情報提供を目的とするもので、個別の経営判断・税務判断を保証するものではありません。

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